沖縄移住のすすめ:魅力と注意点を徹底解説!1に車、2に車、3にも車の車社会沖縄!

沖縄移住

はじめに

沖縄は、美しい海や豊かな自然、温暖な気候、そして独特の文化が魅力的な場所です。移住を考える人々にとって、沖縄は自然豊かな環境やリラックスした生活が魅力的ですが、同時に生活環境や都市ごとの特徴を理解することも重要です。このブログ記事では、沖縄移住を検討している方々に向けて、都市ごとの交通の便や公共施設、行政の取り組みなどの実際的な情報をまとめました。また、生活面での注意点も詳しく解説しているので、移住の計画に役立ててください!

1. 沖縄移住の魅力とは?

1.1 自然豊かな環境

沖縄の最大の魅力は、美しい海や緑豊かな自然環境です。透明な海、サンゴ礁、温暖な気候に恵まれた沖縄は、自然を身近に感じられる生活ができる場所です。移住者にとっては、リゾート地のような環境で毎日を過ごせる点が魅力的です。

1.2 温暖な気候

沖縄は1年を通して温暖で、特に冬でも寒さが厳しくありません。沖縄本島は平均気温が20℃前後と過ごしやすく、冬でも一桁台になることはほぼありません。寒さが苦手な人や暖かい環境でのんびりと暮らしたい方に適しています。雪が降る地域では車を運転する場合は冬タイヤへの交換、除雪作業が必要ですが沖縄ではその必要が一切ないです。またダウンジャケットやブーツなども身につける機会がほとんどないので、冬服にかかるコストもほとんどありません。沖縄県民は長袖に少し厚めの上着を羽織る程度で冬を過ごします。地面が凍ることもないので、1年中スニーカーで過ごせます。

1.3 花粉が少なく花粉症の心配がない

沖縄にはスギやヒノキなど、花粉を飛ばす木がありません。周囲に花粉症の人はいませんでした。そのためスギやヒノキによる花粉症の症状が出やすい方でも、不快感のない生活が実現可能。これまで花粉に悩まされていた方にとって、沖縄はまるで楽園ともいえるでしょう。

1.4 文化と公共施設の充実

沖縄には独特の歴史と文化が根付いており、「ゆいまーる(助け合い)」という地域の絆やコミュニティの強さが特徴です。特に、公民館や図書館といった公共施設を中心に、住民同士の交流を促進する取り組みが多く、移住者も地域に馴染みやすい環境が整っています。

沖縄県内の各市町村では、移住者向けのサポートが積極的に行われており、公民館や集会所でのイベントや講座を通じて地域コミュニティに溶け込みやすい環境が提供されています。


2. 沖縄移住で人気のエリア紹介

沖縄県内でもエリアごとに特徴が異なります。ここでは、主要な都市ごとの公共施設、交通の便、生活環境について詳しく見ていきましょう。
まずは2023年時点の沖縄県内市町村別人口ランキングです。

順位市町村名人口
1那覇市約319,000人
2沖縄市約143,000人
3浦添市約115,000人
4うるま市約114,000人
5宜野湾市約101,000人
6豊見城市約67,000人
7名護市約63,000人
8糸満市約62,000人
9宮古島市約54,000人
10石垣市約51,000人

2.1 那覇市:利便性の高い県庁所在地

人口:約31万9,000人

那覇市は、沖縄県の政治・経済の中心地であり、交通の利便性が非常に高い都市です。県内唯一の空港「那覇空港」が市内にあり、国内外へのアクセスも非常に便利です。また、沖縄唯一のモノレール「ゆいレール」が那覇市を中心に走っており、那覇空港から市内、さらには浦添市までスムーズに移動できます。特にモノレール沿線のエリアは、通勤や通学に便利なため移住者にも人気があります。

  • 交通の便: 那覇空港を中心に、国内外の航空路線が発達しており、出張や旅行が多い方には非常に便利です。また、モノレール「ゆいレール」は、那覇空港から市内を経由し、浦添市まで延伸しており、公共交通機関の充実度は高いです。一方で、那覇市の道路は朝夕の通勤ラッシュや観光シーズン中にはレンタカーも増え慢性的な渋滞が発生し、特に国際通り付近では日常的な混雑が問題となっています。
    しかしモノレール沿線、バスなど公共交通機関の本数も多く居住地としては唯一車がなくても生活には不便しないエリアです。
  • 公共施設: 那覇市内には、8つの市立図書館があり、豊富な蔵書と学習スペースが整備されています。また、那覇市内には「沖縄県立図書館」があり、カフーナ旭橋A街区の3階から5階に位置しています。1階はバスターミナルとして利用されており、アクセスも非常に便利です。さらに那覇市おもろまちには沖縄県立博物館・美術館もあります。
  • 行政の取り組み: 那覇市では移住者向けの生活支援やコミュニティ活動が積極的に行われており、特に住宅相談や地域の紹介に力を入れています。市内には、移住者同士や地域住民との交流の場が数多くあり、安心して移住生活を始めることができます。

那覇市の魅力

  • 国内外のアクセスが非常に良い
  • モノレールや公共交通機関が充実。車がなくても便利なエリアあり
  • 医療機関や教育施設が整備されており、子育て世帯にも安心

注意点

  • 朝夕の通勤ラッシュ時には交通渋滞が激しい上、慢性的に渋滞が発生している
  • 物価や家賃が他の地域に比べて高い傾向がある

那覇市の奥武山公園付近。この状態が日常茶飯事です。以下のエリアは車を所有する前提でお考えください。

2.2 浦添市:利便性と静けさのバランスが取れた街(筆者居住経験あり)

人口:約11万5,000人

那覇市の北に隣接する浦添市は、交通の便が良く、静かで住みやすいエリアです。モノレールが那覇市から浦添市に延伸しているため、通勤や通学も非常に便利です。特にファミリー層には人気の高いベッドタウンとなっています。このエリアは高低差が

  • 公共施設: 浦添市には1つの図書館があり、地域住民の学びや交流の場として機能しています。また、市内には複数の公民館や集会所があり、地域コミュニティ活動が盛んに行われています。
    図書館の近くには、美術館やANAまじゅんらんど浦添もあり芸術からスポーツまで幅広く趣味を楽しむことができます。
  • 生活環境: 浦添市の生活環境は静かで落ち着いている一方、国道沿い(仲西〜屋富祖〜城間〜港川〜牧港)では夜間にバイクの騒音が気になることもあります。また、普天間基地が近く、夜間でも戦闘機が飛来することがあり、騒音に敏感な方には注意が必要です。
  • 行政の取り組み: 浦添市では、子育て支援や移住者向けのサポートが充実しており、特に保育施設(支援センター)の充実や地域コミュニティへの参加支援が行われています。浦添パルコシティ内にも支援センターがあり、浦添市民は利用料の割引がありますよ。

浦添市の魅力

  • モノレールの延伸で那覇市へのアクセスが便利
  • 静かな住宅地で公園やスーパーも多く子育てに適した環境
  • 公共施設や教育機関が充実。県内トップクラスの私立中高一貫校あり

注意点

  • 夜間にバイクや戦闘機の騒音がある地域も存在する
  • 那覇市に比べると観光スポットは少ない

2.3 宜野湾市:利便性と豊かな自然が調和した学生の街

人口:約10万1,000人

宜野湾市は、沖縄本島の中部に位置し、那覇市から北へ約10kmの場所にあります。那覇市へのアクセスが良く、利便性が高い一方で、美しい海岸や公園なども多く、自然環境が豊かなエリアです。ファミリー層を中心に人気が高い住宅地も多く、移住者にとって住みやすい環境が整っています。

  • 公共施設: 宜野湾市には1つの図書館があり、地域住民の学びや交流の場として機能しています。また、市内には複数の公民館や集会所があり、地域コミュニティ活動が盛んに行われています。
  • 行政の取り組み: 宜野湾市では、子育て支援や移住者向けのサポートが充実しており、特に保育施設の充実や地域コミュニティへの参加支援が行われています。

宜野湾市の魅力

  • 普天間基地: 宜野湾市には米軍普天間基地が位置しており、基地の存在は市の風景や生活に影響を与えています。一部の地域では、夜間に軍用機の騒音が問題となることもありますが、基地内で働く県民も多く住民は基地と共存する生活を長年送っており、地域社会の活動も盛んです。
  • 海浜公園やレクリエーション施設: 宜野湾市には宜野湾海浜公園があり、ビーチやプール、テニスコートなどのレクリエーション施設が充実しています。特に休日には家族連れや観光客で賑わい、地域住民にとってもリラックスできる場所となっています
  • 教育施設の充実: 市内には小学校、中学校、高校が多数あり、子育て世帯にとって安心して暮らせる環境が整っています。また、沖縄国際大学があり琉球大学も近いため、学生の町としての側面も持っています。

注意点

  • 普天間基地周辺は大学も近く慢性的な交通渋滞がある
  • 普天間基地の周辺地域では、軍用機の飛行音や騒音が生活の中で気になる場合があります。基地周辺に住む場合は、この点を考慮することが重要

2.4 豊見城市:子育て世代に人気のエリア

豊見城市は約67,000人が暮らしており、那覇市に隣接しているため交通の便も良好です。近年は住宅地として開発が進み、特に子育て世代に人気が高いエリアです。イーアス沖縄豊崎や沖縄アウトレットモールあしびなーなどの商業施設も充実しており、日常生活が便利に過ごせます。

豊見城市の魅力

  • 那覇に近く、通勤・通学に便利
  • 子育て世代に優しい環境
  • 商業施設が充実している

注意点

  • 那覇市から離れるほど静かな住宅地で公園やスーパーも多く子育てに適した環境
  • 豊崎エリアは観光、居住地としていずれも人気で賑わいがある

2.5 沖縄市:音楽と文化の街

人口:約14万3,000人

沖縄市は、音楽と文化の拠点として知られ、特に音楽が好きな人にとっては魅力的な場所です。那覇市ほどの利便性はないものの、比較的家賃が安く、アーティスティックな環境が整っています。

行政の取り組み: 沖縄市ではスタートアップの支援が充実している点も見逃してはいけません。沖縄県内でも勢いのある街なので、起業を考えている人におすすめです。
さらに、文化活動や音楽フェスティバルが盛んに行われており、地域のアーティストたちのサポート体制も充実しています。

公共施設: 沖縄市には市立図書館が1館あり、文化活動や芸術に興味がある方には様々なイベントが開催されています。また、公民館や集会所では、地域住民同士の交流を深めるイベントが頻繁に行われています。

沖縄市の魅力

  • 移住定住等支援制度あり。特に起業を考えている人におすすめ
  • 月に2回ある米軍のペイデイ(給料日)の週末には、夜のコザの街に続々と米軍関係者が集まる

2.6 名護市:自然と都市が調和した街

沖縄本島北部に位置する名護市は、約63,000人が暮らすエリアで、豊かな自然環境が魅力です。リゾート地としても有名で、観光業が盛んですが、同時に製造業も発展しています。都市部に比べると落ち着いた雰囲気で、自然を満喫したい方にとって理想的な場所です。

名護市の魅力

  • 美しい自然が身近にある
  • リゾート地としても人気
  • 沖縄県中南部と比較して圧倒的に渋滞が少ない

注意点

  • 車がないと移動が不便
  • 那覇からはやや距離があるため、都会の便利さは少ない

2.7 北谷町:沖縄とアメリカンな雰囲気が融合したリゾートも楽しめる町

北谷町は沖縄本島の中部に位置し、美しいビーチやリゾート施設が多く、外国人居住者が多い国際的な雰囲気の町です。特にアメリカ軍基地が近く、周辺には外国人向けのカフェやレストラン、ショッピングモールなどが充実しており、国際色豊かな生活が楽しめます。

北谷町の魅力

  • 観光地としての人気: 北谷町にはアメリカンビレッジというリゾートエリアがあり、ショッピング、食事、エンターテイメントを楽しめる施設が揃っています。特に外国人観光客や居住者が多く訪れる場所で、アメリカンカルチャーと沖縄の文化が融合した独特の雰囲気が楽しめます。
  • 美しい海岸線: 北谷町の海岸線は、サンセットビーチやアラハビーチなどの美しいビーチが連なり、マリンスポーツやアウトドアを楽しむ人々に人気のスポットです。移住者にとっては、週末にビーチでのんびり過ごすことができる生活環境が魅力です。
  • 外国人居住者の多さ: 北谷町にはアメリカ軍基地が近いため、外国人居住者が非常に多いです。英語が通じるお店やサービスも多く、国際的な雰囲気の中で暮らすことができます。外国文化に興味がある方や英語を使いたい方にとっては、理想的な環境です。

注意点

  • 観光客の多さ: 北谷町は観光地でもあるため、観光シーズンにはスーパーや外食店で混雑が発生します。特に週末や祝日には、地元住民も観光客の多さに苦労することがあります。
  • 生活費が高め: 北谷町の中心地やリゾートエリア周辺では、物価や家賃が比較的高めです。特に外国人居住者が多いエリアでは、賃貸物件の価格が上昇傾向にあります。移住者は、生活コストを考慮する必要があります。

2.8 宮古島市・石垣市:離島生活の魅力と注意点

沖縄の離島も、近年移住先として人気が高まっています。特に宮古島市(約54,000人)や石垣市(約51,000人)は、自然豊かで観光業が盛んなため、リゾート気分で暮らしたい方におすすめです。しかし、離島での生活には独特の注意点もあるため、事前の準備が必要です。

離島の魅力

  • 圧倒的な自然環境と美しいビーチ
  • 観光業が盛んで経済活動が活発
  • ゆったりとした時間の流れ

注意点

  • 本島に比べて医療施設が少ない
  • 台風の影響を受けやすい
  • 交通の便が悪く、物資の入手に時間がかかることもある

3. 沖縄移住で気をつけるべきポイント

3.1 1に車、2に車、3にも車の車社会沖縄!

沖縄県民はほぼ1人1台マイカーを所有していて、移動手段は基本的に車になります。
那覇市内の公共機関は充実していますが、それでも移動には車がないと不便なことが多々発生します。
公共機関、公園、スーパー、ショッピングセンター、観光地などどこへ行くにも車で移動することが前提です。どこに住むことになっても車を所有することになる可能性が高いと考えていた方が良いです。

3.2 塩害(特に海沿い)

沖縄は四方を海に囲まれており、常に潮風が吹きます。この潮風には微細な塩分が含まれており、それが建物や車、金属製品に付着します。特に台風や強風の際には、海の水が飛ばされて風に乗って広がり、塩分の濃度が高まるため、影響が強くなります。
車の下回りやボディに錆止めのコーティングを施すことや車カバーの活用をおすすめします。

3.3 物価と生活コスト

沖縄の物価は、都心に比べると安い部分もありますが、特に輸入品や島外から取り寄せる食品は高めです。特に離島に移住する場合は、日用品や食品が高価になることが多いため、家計管理が重要です。また、那覇市や浦添市のような都市部では、家賃が高めに設定されていることもあり、住まい選びには慎重さが必要です。

4. まとめ

沖縄移住に失敗したと後悔しないために、以下の3つはあらかじめ念頭においておくことをおすすめします。

1. 朝と夕方は交通渋滞が発生する
2. 輸送費は高め・荷物の到着は遅くなる
3. 地方ならではの人間関係(特に年配層は県外出身者への対応が厳しめ)

観光・リゾート地として人気の沖縄なので、移住希望者も多く実際に移住する方も多いです。
ただ、実際住んでみると理想と違ったり沖縄特有のゆっくりした感覚が合わない方もいるようです。
今回の記事を参考にしていただきながら、沖縄生活が快適になると幸いです。おりりでした(^^)/

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